夏越の祓から早いもので半年が過ぎ、いよいよ

大晦日(おおつごもり)でございます。

浅草の三社様に祓っていただいた身の穢れも

知らぬ間にまた身体の彼方此方にこびりついているので

ございます。それに本人も気づかぬ内に犯した罪まで

背負い込んでこのまま年を越すわけには参りませんでしょ。

年の暮の大祓はきちんと神様にお願いしておかないと

というわけでやってまいりましたのは下総の国の一之宮、

全国に400社ある香取神社の総本社『香取神宮』であります。

明治以前には『神宮』と名乗れたのは

伊勢・香取・鹿島の三社のみ、

毎年、1月1日の早朝に天皇陛下は東方をお向きになり、

香取・鹿島両神宮に御拝なされるとのこと。

それはそれはありがたくも霊験あらたかな神様でございます。

手には我が家で一年間お世話になった

古符や注連縄、破魔矢にお守りを持って

長い参道の玉砂利を踏みしめ楼門へ、

元旦には寄りつけないほど人の波にゆれる参道も

拍子抜けするほどの静けさ、

古神札納め所に古いお札を納め、一年間の感謝を申し上げ、

いよいよ大祓、紙の形代(人形)に住所・名前と年齢を書き込んで

フーと息を吹き掛け穢れのついていそうな身体の部分を擦り合わせ

(アタシは特に頭と足を)、初穂料とともに巫女さんにお渡しし、

大きな茅の輪を、左へ一回、右に一回、そしてもう一度左へ一回廻って

本殿へ、一年間の無事を御礼申し上げたのでございます。

お参りが済むと、何だか身体が軽くなった気分、

アタシはそれでなくても、

なんにでも影響されやすい性質(たち)でして、

意気揚々と引き上げたのでございます。

神社の大晦日は空いているものですね、

たった一日でも、明日になれば、何十万人という人が

われもわれもと集まってくるでしょう。

受け入れ態勢は用意万端整っておりますよ、

毎年のこととはいえ、その鮮やかなお手並みに神様の

霊験を感じるのでありますよ。

感心ばかりしていて、お昼を食べていなかったです、

参道の蕎麦屋さんへ

どうやら客はアタシひとり、のんびり年越しそばといきますか・・・

さても、今年も無事365日目を〆ることができました、

それにしても、よくも一日も休まず綴ってくることができましたね、

これも、みなさまに陰ながら応援いただいた賜物と感謝申し上げます。

独り言のような戯言を、飽きずにご覧いただいた方々にも合わせて

心から感謝申し上げます。

今年ももう二時間足らずで行ってしまいます、

皆様には来る年が幸多き年でありますように祈っております。

あのフウテンオヤジはまだ生きてるかね、なんてちょいとでも思い出して

いただけたら、どうぞお訪ねください。

人生無駄なことと親父の小言って後で利いてくるものですからね。

それでは

「もう行っちゃうよ・・・」