平成22年(2010年)3月10日

鎌倉鶴岡八幡宮の大公孫樹が倒れてしまったことがありました。

その日鎌倉に居合わせた私は公孫樹の元へ駆けつけましてね、

歴史の証人のようにあり続けた大公孫樹が倒れた姿に

この世の無常を感じておりました、

と同時に大銀杏に巻かれていた注連縄に好奇心が

湧き上がりましてね、

あの注連縄は鎌倉で作られていたとばかり思い込んで

おりましたが、実は鎌倉ではなく相模原に鎮座する川尻八幡宮の

氏子さんが奉納していたのです

いつの日かその川尻八幡宮を訪ねてみたいと願っていたところ、

例大祭が行われるとお聞きし早速お訊ねしたというわけです。

注連縄は川尻八幡宮二ノ鳥居、八幡宮拝殿、八幡宮御神木用と

そして鎌倉八幡宮若宮と大銀杏用が作られ奉納されてきたといいます。

その川尻八幡宮祭礼は

まるで昔の祭りの雰囲気を色濃く残しており、

狭い参道に並んだ露店からはフーテンの寅さんの啖呵売の声が

聞こえてきそうでした。

二基の神輿は前日渡御されたそうで神輿庫に納まっておりましたが、

お囃子が鳴り響く中で子供たちのイキイキした顔がとても印象的でした。

H27.8.28 相模原城山にて