「桜が咲きましたよ」

と思わず誰ともなく声をかけたくなるのが春を待ちわびていた

日本人というものですよ。

その桜の下にいつの間にか人が集まってきて、嬉しそうに

見上げています。

桜満開ともなるとお弁当にお酒におつまみを持って嬉しそうに

花見の宴が始まるでしょう。

春になって桜が咲けば日本人なら当たり前のように大宴会が

始まるのをなんの不思議にも思わなかったでしょ、

ところが、他の国じゃあまり花見の宴なんて

やらないそうじゃないですか、

すると、ぐるりを海に囲まれたこの国の春の文化

というわけですよ。

桜を見上げているとね、だんだん心がウキウキして

くるのですよ、

嗚呼!日本人でよかったとしみじみ思う春桜の候で

ございます。

酒を一滴も飲めないアタシだって、桜が咲けばウキウキ

しますよ、

家にこもってジッとなんてしていられるわきゃありません

ですよ。

さて何時もの通りご近所桜散歩といきますか、

どうです満開じゃないですか、

思わず立ち止まっては見上げるサクラ、

あっちにも、こっちにもさくら・サクラ・桜

桜が咲くと立ち止まるばかりで散歩には

なりませんですな。

首が痛くなるほど見上げていて気付かなかった

のです、足元にワン公が・・・

「お前さんも桜見てたのかい」

なんだか笑っているみたい、

しばらくワン公と一緒に桜見物でございます。