「丸の内音頭」

作詞:西条八十、作曲:中山晋平

    ハアー踊り踊るなら

    丸くなって踊れ 

    ヨイヨイ

    おどりゃ 心も

    ソレ

    おどりゃ 心も丸の内

    ヤットレナ ソレヨイヨイヨ

    ヤットレナ ソレヨイヨイヨ

東京の盆踊りといえば今は 東京音頭一色でございますが

あの東京音頭には原曲があったそうでしてね、

昭和7年(1932年)に作られた 「丸の内音頭」がいつのまにか

歌詞を変えて「東京音頭」として東京中に広まったらしいのです。

その「丸の内音頭」を復活させようと、日比谷公園 丸の内音頭台盆踊り大会が

始められたのが2003年、その年は、日比谷公園が開園されて100年目という区切りの

年にふさわしいと日比谷公園の噴水広場で繰り広げられて14年目、

いまや東京で一番大きな盆踊りに成長したんですよ。

夕暮れを待って、そろそろ出かけるかと、一歩表に出てみれば、

夕昏の風が秋を運んできたような涼しさ、これも今迷走している台風の

影響ですかね。

意気揚々と日比谷公園足を踏み込むと 何と、ものすごい人・人・人、

さすがに大東京のど真ん中、浴衣姿の美しい美女達が華麗に踊る姿

いとおかし ですな。

大噴水の周りを十重二十重に取り巻いた踊りの集団は、大会会長の老夫人の

「次は、東京カンカン娘です」

の号令に、一斉に踊りだすのですから、盆踊りとは何と豊かな文化でしょうかね。

踊りの輪の外側には、洒落たテントの出店がずらり、ノドが乾けばなんでもございの

飲み物、食べ物が揃っておりますよ、

途中で踊りの休憩タイムには、その出店から飲み物、食べ物が飛ぶように売れるんです。

手に手にその品を持って芝生広場で休憩、

いやいやそのスケールの大きさに、大盆踊り大会の看板は嘘ではありませんですよ。

普通の盆踊りは、中心に櫓が立つのですが、此処日比谷公園では輪の中心が

大噴水なんですね、さすがにこれだけの人が集まると熱気だけで汗が噴出しますな、

その噴水が夜空に吹き上がるだけでも少しは冷気を感じるものですよ

みなさん、流れた汗の分を補おうと、グビクビとやれビールだ焼酎だと

飲みすぎたオヤジさんなど、芝生に大文字にぶっ倒れる姿これまたいとおかし・・・

踊りの輪の外側には、洒落たテントの出店がずらり、ノドが乾けばなんでもございの

飲み物、食べ物が揃っておりますよ、

途中で踊りの休憩タイムには、その出店から飲み物、食べ物が飛ぶように売れるんです。

手に手にその品を持って芝生広場で休憩、

いやいやそのスケールの大きさに、大盆踊り大会の看板は嘘ではありませんですよ。

普通の盆踊りは、中心に櫓が立つのですが、此処日比谷公園では輪の中心が

大噴水なんですね、さすがにこれだけの人が集まると熱気だけで汗が噴出しますな、

その噴水が夜空に吹き上がるだけでも少しは冷気を感じるものですよ

みなさん、流れた汗の分を補おうと、グビクビとやれビールだ焼酎だと

飲みすぎたオヤジさんなど、芝生に大文字にぶっ倒れる姿これまたいとおかし・・・

その休憩時間を飽きさせない工夫は、野外ステージ前に設えられた櫓の上では

太鼓の競演、何とイギリス大使館の太鼓クラブによる太鼓の乱れ打ちに会場からは

ヤンヤの大歓声、こうなりゃ、日本人も、外国人も区別などありませんよ、

もうみんな大汗かいて夏の宵を楽しむのでありますな。

やがて、第二部の大盆踊りの始まり、

    ハアー東京名物

    チョイト 日比谷の踊り 

    ヨイヨイ

    月も笑顔の

    ソレ

    月も笑顔の 心字池

    ヤットレナ ソレヨイヨイヨ

    ヤットレナ ソレヨイヨイヨ

いつまでも、踊る人の姿が影絵のように揺れていた祭り旅の途中で

ございます。

(2016年8月日比谷公園にて)