江戸時代、荒川東岸に小菅村がありましてね、ここは歴代将軍
の鷹狩りのための小菅御殿があった土地、
明治2年小菅県が設置された折には県庁が置かれその県庁は後に
小菅監獄(現在の東京拘置所)に転用されたのです。
小菅県が設置された際 庁内に伊勢の皇大神宮を勧請し、
県下356ヵ町村の守護神として祀られたのが小菅神社の始まりなん
だとか。

さて今年はその小菅神社の三年に一度の本祭、
台座三尺五寸の一之宮神輿が氏子町内を練り歩きます。

宮入りだけは見逃すまいと駆けつけると、なんとかもっていた
曇り空から大粒の雨、その大雨の中で境内を埋め尽くした氏子衆は
気合の入った神輿振りを見せ145年目の見事な宮入りを果たした
のでした。

平成27年9月6日 葛飾区小菅にて