このところすっかり吉田兼好にはまってしまいました。

学生時代は見るのも嫌だったのに、人間、歳を重ねると

思わぬ心地になるものですね。

何処に出かけるにも、バックの中に「徒然草」を忍ばせて

おりますよ。

人間、老いてくると気力が萎え、何事につけ淡白に

なり、あまり物事に動揺したり、無駄だとわかると

行動を自ら抑制したりしてしまうのですよ。

そんな気分の時に、兼好さんの

「老いて智の若き時にまされる事、
 若くして貌の老いたるにまされるがごとし」

こんな言葉を見つけると、もう一度元気が湧いてくる
ものですね。

今日は佳き日だとか、悪しき日だとか感じるのはすべて

人間の感じ方なんですね、一日は何の感情もなくただ過ぎて

いくだけ、だからこそ一日を大切にしないとね。

「あっ!いけない、墓参りにいかなければ・・・」