さくらが咲いてこころ躍らせて歩いた桜並木
さくらが舞い散り、切なさに包まれて歩いた桜並木
知らぬ間にひと月が過ぎてしまいました。
今、葉桜の美しさに ハッ! としている。
ずーっと花だけを追う旅をしていたけれど
忘れていたわけではないよ、新緑に輝く桜の葉の美しさを。
暦の上では立夏も過ぎてとっくに夏なんですね、
微かに香るオオシマサクラの樹の下で立ち止まったのは
そこに小さな紅い実を見つけたから、思わずそのひとつを口に
運んでしまった、
子供の頃は当たり前のように摘まんでいたのに、
大人になるとやらないことのひとつかもしれませんね。
甘酸っぱい味が懐かしさを運んでくれました。
さくらの実は、ヤマザクラとオオシマサクラが美味しいですね、
それも黒く熟した頃がいいのですが、その頃にはもうみんな
サクラから意識が遠のいてしまって誰も気づかないのですね。
ソメイヨシノもオオシマサクラとエドヒガンの交配なので実が
できるのですが、味は花ほどではありません、
これは私の実感です、
試す方は、消毒液がかかっていること(毛虫避け)があるので気を
つけてくださいね。
現代人子供は私たちの子供の頃と比べると、免疫が半分以下らしいですからね。
外国へ旅して同じものを食べて病気になってしまうのは日本人が一番らしいですね、
何でも清潔すればいいというわけではないのですがね、
新インフルエンザは若い人が圧倒的にかかってしまうことの意味を、専門家は
もう一度真剣に研究してほしいですね。
60歳過ぎの老人ばかりが生き残って、若者が減ってしまうような結果は、
この国が滅びることになるということなのですからね。
大好きな ハコネウツギを見つけました。
同じ枝に白と紅の花が咲いています。
実は白が少しずつ色をつけ始めやがて紅色に変わっていくのですが、
その白と紅の絶妙なバランスを見ていると、花にも意思があって
「どう、今年の配色は?」
と言っているように感じますね。
同じような色代わりを見せる花に、酔芙蓉があります、
朝、真っ白だった花は夕暮れには紅に頬を染めやがて散っていく、
見つめる人の数だけ、想いを残してくれる花に ふと、
過ぎし人生を重ねてみるのもまた一興ですね。
いつも散歩する森はすっかり緑が濃くなっています、
「小満」だったんですね。
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